道化の秘学帳

道化の心理学

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ながら作業は危険で効率が悪いの?

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はじめに

みなさん、ながら作業(マルチタスク)をしますか?

ながら作業は効率が良いという人もいれば、効率が悪いと言っている人もいます。

正直、効率がいいのか悪いのか、自分ではわからないですよね…。

そこで今回はながら作業は効率が良いのか悪いのかについて書いていきます。

ながら作業とは

ながら作業とは作業をしながら別のことも同時進行で行うことです。

主としてやるべきこと(作業)をやりながら副として別のことをやる様子です。

当然作業効率の低下を招くことになるし周囲から見ていれば信用などの問題に直結する可能性も有ります。

二つ以上を同時に行う事で効率を高められることもあります。

ながら作業のメリット

同時に行う課題によっては効果がある

例えば、宿題をやっているときにFacebookで友達と会話すると、成績が下がるという研究があります。(中略)

これだけ見るとマルチタスクはやめた方がよいように見えますが、事態はそう単純でもありません。同時に行う課題によっては相互作用が正の方向に働く可能性があるからです。

Facebookの事例で言えば、Facebookでイベントを作ったりコメントをつける活動は高い成績、ゲームやチャットは低い成績と関係することが明らかになっています。

出展 http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2012/03/post_369.html

発想の転換や創造的なアイデアに役立つ

「気を散らすもの」はロジカルシンキングの大敵ですが、洞察問題(解答に発想の転換が必要となるような問題)を解こうとしていたり、創造的なアイデアを呼び起こそうとしている時にはむしろ助けとなるそうです。

ながら作業のデメリット

ながら作業で脳が縮む

英サセックス大学は75名の健康的な男女に対してリサーチを行いました。

複数のガジェットを同時に使用する回数を調べ、彼らの脳をスキャンしたのです。

調査の結果、TVを観ながらスマホをいじったり、音楽を聴きながらメールチェックをしたり、

などの複数ガジェットを使って“ながら行動”をした人は、

情報をプロセスする働きのある“灰白質”が小さくなっていることが分かりました。

灰白質とは“神経細胞の集まり”と言われ、“大脳皮質”や“小脳皮質”といわれる脳の表層部分のシワがこれによってできています。

この灰白質が縮んでしまうと情報処理能力が低下してしまいます。

研究者であるケップ・キー・ロー氏は、「メディアを使ったマルチタスクは、私たちの認識力、社会性、幸福に悪影響を及ばしているかもしれない」と警告しています。

ながら作業は仕事の生産性を下げる

とは言え、メディアのマルチタスクが脳を劣化させる、と結論づけるにはまだまだ研究が必要なのだそう。

ですが、メディアの有無に関わらず、マルチタスクについて興味深い研究があります。

米スタンフォード大学の研究では、100人の学生を“マルチタスクを頻繁にしているグループ”と“あまりしないグループ”の2つに分け、記憶のテストを行いました。

結果、“マルチタスクをあまりしないグループ”の方が、記憶力と集中力が高いだけではなく、業務を素早く切り替えることができる、と証明されたのです。

記憶力と集中力、そして、頭の切り替えの速さは、仕事や勉強の成功の鍵ですよね。

つまり、今日やらなければいけないことを全部しようと、“ながら作業”をするよりも、やるべきことに優先順位をつけて一つ一つの作業に取り組むほうが、生産性が高まるということなのです。

時短”という言葉がもてはやされている現代社会で、ゆっくり自分のペースで生きるのは難しいですよね。

でも余計なSNSや情報から自分を解放し、今日は昨日よりも、少しだけ丁寧に楽しく過ごそう、という心意気を持つのはいかがでしょうか? 

若さや美しさを保つには、案外、こういう心が大切なのかもしれませんね。

周りに目が行かなくなる

ウエスタンワシントン大学は、「携帯電話で通話しながら登校してくる学生のうち75%が、通常なら気づくであろうピエロの格好をして一輪車をこいでいる人に気づかず通り過ぎてしまう」という調査結果を発表しており、マルチタスクは周囲への注意力を落としてしまいます。

記憶力の低下

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究によれば、人間は年を重ねれば重ねるほど、作業中の仕事から以前作業していた仕事に戻った時に、何の仕事をしていたか思い出すのが難しくなってしまい、マルチタスクが短期間の記憶力に弊害をもたらすことがわかっています。

OHIOの低下

多くの精神科医がよく患者だけではなく一般の人にも教えることが「一度作業をし始めたら完遂するまで辞めないこと(OHIO:Only Handle It Once)」で、マルチタスクをすると、OHIOを実行できなくなってしまいます。

1つずつ作業を終了させるOHIOは一度に2つ以上の作業をするマルチタスクより、結果的に作業時間が短くなるとのこと。

ストレスがたまる

リフォルニア大学アーバイン校の研究によると、仕事中にメールをチェックしているとき、脳はアンテナを張っていなければならず常に緊張する状態が続いてしまい、ストレスがたまりやすくなってしまうようです。

想像力の低下

イリノイ大学シカゴ校の研究員が、マルチタスキングをしているときにはすさまじい集中力を伴うため、脳は休むことができず、アイデアを思いつくことが難しくなるという論文を発表しています。

他にもデメリットがたくさん

上記の2つに加えて、他にも様々なデメリットがあるという研究結果が報告されています。

米科学誌ニュー・アトランティスの上級編集者クリスティーン・ローゼンは、2008年に同誌が掲載した記事「The Myth Of Multitasking(マルチタスキングに関する誤った通念)」で、一つのことに集中したときよりもマルチタスクを行うときのほうがストレスホルモンが放出されやすいと述べています。

ストレスホルモンは不安や不快感を生むだけでなく、短期記憶も悪化させ、いくら努力しても情報が保持できなくなります。

多くの人は、マルチタスクを行えば短時間で多くの情報を詰め込み、さまざまなことを達成できて便利だと考えています。

タスクを同時に2、3個手がけても、それぞれに100%の力を向けられると勘違いしているのです。

しかし先述のように、2つ以上のタスクに同時に100%の力を出すことは不可能なので、これは全くの見当違いです。

他にも

  • 作業スピードの低下
  • 実際にマルチタスクはできていない
  • ミスを誘発する

などなど、様々なデメリットがあります。

ながら作業ではなく、優先順位を決めて、1つ1つこなしていくことが重要です。

最後に

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